（おまけ）
　
…お互い満たされた後、浴室で一緒に風呂に入るふたり。
『ね、薫。さっき秋生クンは何言ってたの？』
『あ？』
『薫に耳打ちしてたでしょ？』
『あ、あれか？…あれは、ケーキにちょこっとガラナエキス入れたから、頑張れよと』
『ガラナ？』
拓はきょとんとしている。
緋咲は苦笑いしながら拓を湯槽で抱き締める。
『ん？媚薬の一種』
『ええっ！』
何でそんなモノ、ケーキに入れるの！と拓はパニック状態。
『いや、本当は俺に食わせるつもりで下剤混ぜる予定だったけど、拓が一番ケーキ食べるんだから、それはまずいだろうと』
拓は思わず絶句。
『そんで、爆音六代目の秘蔵の媚薬をプラスしたわけ、わかった？』 
緋咲は満面の笑みで拓をかまっている。
拓は拓で、夏生のイメージが少しだけ崩れた事に目眩がした。
そんな媚薬、一体誰につかったんだろうと（爆）。
『…拓、もう一回』
『あン…ダメだよ』
有無を言わさず緋咲は拓の弱い場所を攻める。
『薫ぅ…ここじゃヤダ』
『我慢出来る？』
『あ…駄目、薫っ』
　
　
…翌日拓は、首筋のキスマーク数ヶ所を隠すのを忘れて学校に行き、マー坊に爆泣されたそうだ。
　
　
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