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(このＳＳは16500ＨＩＴのアキオ×拓さまに捧げます。ヒロキヨ×拓のリクエストって、３○？！そんなの絶対ムリじゃんっ？！ヒロキヨのタンデムしてるバイクの上で、サンド状態のまま悪戯されちゃうぐらいのＳＳで赦して貰えるかなぁ？―――と、思っていた頃が懐かしい今日この頃です（苦笑）しっかり、Ｈしちゃいましたよ・・・ははは。（Ｔ▽Ｔ）しかも、本気で三角関係ネタで書いてます。パパママのご乱心っていう奴でしょうか（爆）・・・そーゆーのが嫌いな御方は、絶対に見てはいけません！！読んじゃダメですからねー！！（脱兎））
天下無敵。
それはちょっとした、興味。
いつからか変わった―――感情。
こんなにのめり込むなんて・・・思いもしなかったのに・・・。
ふと、気付けば目の前には小さな身体が横たわっている。
真っ赤な顔のまま、抱えているのは一升瓶で。
勿論、その中身を飲んだのは自分ともう一人の相棒だけ。
先刻まで、一生懸命お酌をしてくれたのだが・・・一緒に飲んでいたフルーツカクテル一杯で酔っ払ってしまったらしい。
「―――んーーー？拓ちゃん・・・寝ちまったのか？」
気付いたヒロシが、赤い顔のまま近寄って横になってしまった拓を覗き込んでいる。
「・・・ん・・・」
ツンツンつついているヒロシの指先で、拓が身じろぐ。
クルリと寝返りを打った拍子に、抱えていた一升瓶が転がって・・・第２ボタンまで外されたシャツの隙間から、ほんのりと色付いたピンクの肌が見えた。
ゴクッと唾を飲み込んだ相棒の感情を思いやって、キヨシは苦笑した。
「―――手ぇ、出すなよー、ヒロシィ・・・」
「・・・っ！！」
半分冗談で言ったのだが、途端にヒロシの表情が変わる。
切羽詰ったその様子に、キヨシは眉を寄せた。
「ヒロシ？！」
「・・・俺、毛布持ってくる・・・」
そそくさと立ち上がって、ふらつく足取りで隣の部屋に行く背中を見て、キヨシは苦笑した。
長い付き合いだからこそ、ヒロシがどんな気持ちで拓を見ているのかも、キヨシは知っていた。
口を開けば、惚気のような言葉しか出てこないのだから・・・重症だと思う。
初めてみる表情も、拓と再会してからだった。
何処までも、優しい眼差し。
拓を見る相棒は・・・キヨシの知らない者のようだ。
ふと、視線を向ける。
小さな身体に・・・幼げな寝顔。
―――決して女のような印象はない。
それでも・・・好きだ―――と聞かされた。
相棒の口から出た意外な"想い"。
一笑に伏すには余りにも真剣なその表情が、意識から焼きついて離れない。
「・・・確かに・・・可愛いけどな・・・」
キヨシも、それは納得する。
今まで周りに居なかったタイプの性格は、いっそ惹かれるものもある。
他人の為に一生懸命な拓の為に、何かをしてやりたい―――と、強く思うほど。
それが、ヒロシが言う所の好きという気持ちと同じかと問われても、答えようが無いのだが・・・。
毛布を取りに行ったまま、ヒロシは戻ってこない。
潰れてしまったのかもしれない。
キヨシは、鬼の居ぬ間になんとやら・・・で、拓に近付いた。
すっかり眠りについてしまった拓は、無防備な格好で畳に寝転んでいる。
規則正しい呼吸が、密かに聞こえている。
パーマが落ちて、軽い癖毛のようになっている髪が、顔に掛かっている。
それを、払ってやろうと指で触れると、思っていた以上にサラリとしていた。
「―――ん・・・」
不意に動いた頬が、指先に辺り、その柔らかさにドキリ―――とする。
途端に、心拍数があがったような気がした。
「・・・何やってんだ・・・オレ・・・。こんなザマじゃ、ヒロシの奴を笑えねぇべ・・・？！」
言って、頭をガシガシと掻き混ぜる。
だが、自分達二人なら酒盛りをしたままその場で寝るのは日常茶飯事なので構わないのだが・・・拓をこのまま寝かせるのはなんだかマズイ気がした。
「風邪引かせちまったらヤベェし・・・あっち行って寝ッか？拓ちゃん・・・？」
隣の部屋なら、引きっぱなしの布団もあるのだ。
毛布を取りに行ったヒロシも、布団を見て撃沈したのかもしれないし。
想像以上に軽い拓の身体を抱え上げると、キヨシは寝場所へと向かった。
「―――寝巻き・・・は無ぇなぁ・・・まあ、いいべ・・・」
酔いが回った頭なので、余り深く考えられない。
「ほら・・・拓ちゃん・・・寝んべ。」
「・・・んん・・・ヒロシ・・・ちゃん・・・？」
抱えていた拓を布団の上へ転がそうとすると、勘違いした拓がギュ―と抱きついてくる。
「・・・っっ！！」
その思っていた以上に柔らかい感触と、良い匂いにキヨシは一瞬クラッと眩暈を起した。
クスクスと笑いながら、拓はキヨシの胸にスリスリしている。
「ヒロシ・・・ちゃーーーん・・・」
完全に勘違いしている拓に、キヨシは愕然とした。
＜―――まさか・・・＞
自分の知らない所で・・・。
途端に、胸の中に湧き上がってくるのは・・・苦い想い。
確かめるように、抱き締めても・・・嫌がる態度が無くて・・・。
安心したように、身を任せている拓の態度に、疑問が確信へと変わる。
―――何だか、酷く打ちのめされた気分になった。
ゲシッ！！
思わず、布団の上で安らかな寝顔を浮かべている相棒の頭を踏みつけた。
「イッテェっ！！」
痛みに覚醒したヒロシが、飛び起きる。
そうして、拓を抱きかかえているキヨシの姿を捉えて目を見開いた。
「・・・テメー、何やってやがるっっ！！」
怒声を発するヒロシに、キヨシは底冷えするような目線を向けた。
だが・・・怒髪天をつく勢いで、怒っていたのはキヨシの方で―――。
「オメー・・・拓ちゃんとヤッたべ！」
低くドスの利いた声でキヨシが尋ねた途端、真っ赤になったのが確かな証拠。
「―――抜け駆けしやがったな・・・」
「・・・うっ・・・そりゃ・・・いや・・・」
ゴゴゴッと地響きが聞こえてきそうな背景を背負って、キヨシが仁王立つ。
しどろもどろになって言うその様子が、何よりも悔しくて・・・。
「―――仕方ねーべ！！好きだって気持ち、隠せねーし・・・そりゃ・・・拓ちゃんが受け入れてくれっとは思わなかったけど・・・」
デレデレと告げるヒロシの告白に、キヨシの額の血管がブチブチと切れる。
「拓ちゃん優しっから、流されただけだゾ！！・・・ふかしてんじゃねーぞ、ゴラァ！！」
「あァ？！テメーにだきゃあ、言われたくねーゾッ！！」
売り言葉に、買い言葉で・・・始まるバトル。
いつものように手が出ないのは、拓がこの状態でも眠っているからで・・・。
「―――ぅ・・・ん・・・」
まだ眼を瞑ったまま、腕の中で拓が声を漏らす。
思わず顔を見合わせて、座り込んでしまった。
「・・・はあ・・・」
深い溜息を吐いたのはキヨシだった。
「・・・オレだけ、仲間外れ・・・だべ・・・」
がっくりと肩を落として、呟く。
「だけど・・・オメー・・・オレが拓ちゃん好きだっつったら、変な目で見やがったじゃねーかよ・・・何で、拓ちゃん抱いてんだよ・・・」
口を尖らせて、ヒロシがむくれる。
何とかキヨシの腕の中から拓を奪いたいのだが・・・拓がしっかりとキヨシの服を握り締めているので手が出せないのだ。
「・・・手前と、間違えってんだよ・・・ダボッ！！」
「じゃあ、返せっつうの！」
「―――ヤだね。こうなったら、拓ちゃんに確認すっぞ。」
すっかり座った目で、キヨシが言い切る。
そうして、腕の中の拓の顔の向きを変えて、その頬をパチパチと軽く叩いて覚醒を促した。
「拓ちゃん・・・拓ちゃん・・・！」
「・・・んあ？」
気付いた拓が、まだ寝ぼけた様子で小首を傾げる。
「拓ちゃん・・・ヒロシが、好きなのか？」
「・・・ヒロシちゃん・・・？」
呂律の回らない声で、不思議そうに呟くと一瞬目線を伏せて、赤くなる。
「―――好き・・・だよ・・・」
途端に、ヒロシが感極まったように・・・ガッツポーズを取っていた。
「じゃ・・・じゃあ、オレは？」
「オレ？・・誰・・・？―――キヨシ・・・くん・・・？」
「・・・あぁ・・・」
ぼんやりとした拓の様子に、キヨシはゴクッと唾を飲み込んだ。
「―――好き・・・。」
小さく告げた拓に、瞠目する。
「・・・二人とも・・・大好き・・・」
ふんわりと、綻ぶ笑顔で言われて・・・二人とも理性が―――噴き飛んだ。
「・・・んん・・・」
鼻に掛かる息が漏れる。
絡まる吐息が、熱く鼓膜を震わせる。
甘い拓の唇を堪能してから、キヨシは薄く開かれた口から舌を差し入れて、逃げようとする拓の舌を絡め取った。
「・・・んふぅ・・・」
ビクッと拓の身体が撥ねる。
抱き締めているキヨシの腕の中で、背後から近付いたヒロシの手が拓の身体を撫で回したからだ。
薄いシャツの上から胸の果実を摘まれて、身を捩って逃げようとした拓の身体は、しっかりとキヨシに掴まったままで・・・。
ヒロシは拓が動けないのを良いことに、そのまま拓のシャツを脱がしていく。
「―――ん・・・ぁ・・・」
濃厚な口付けから漸く解放された拓が、身じろいだ瞬間に、体勢を入れ替えられる。
二人がかりで挟み込まれるように動きを封じられては、拓に逃げ場は無かった。
「・・・ひゃぅ・・・」
空気に晒されていた果実を、口に含まれて刺激を与えられた拓が、息を飲む。
背後からはキヨシが喉元に齧り付くように紅い刻印を付けながら、その手を拓の下肢へと動かしていく。
思った以上に器用な指が、あっと言う間にズボンのジッパーを下げて下着の中に潜り込んだ。
「・・・う・・・んん・・・」
途端に、艶の篭もった息が拓の唇から零れ落ちる。
二人に敏感な部分を攻められて、拓の身体が力を失って崩れそうになる。
それでも、抱えられた力強い腕が、その肢体を抱き締めて決して離さないのだ。
「・・・はあぁ・・・やぁ・・・」
余りの昂揚感に、堪え切れなくなった拓の目尻から涙が零れ落ちる。
追い詰められる―――高みへと。
ビクビクと全身を小刻みに震わせて、拓は与えられる快感の波の中で翻弄されていた。
「・・・たく・・・ちゃん・・・」
拓の限界が近い事に気付いたヒロシが、胸元から漸く顔を上げて薄く笑う。
一生懸命に自分等を受け入れてくれる拓が、何よりも愛しくて・・・。
ゆっくりと頭を下げると、躊躇無く拓の股間に顔を埋めた。
「・・・やっ・・・ヒロシ・・ちゃ・・・汚・・いよぉ・・・」
半泣きになりながら懇願する拓に構わず、ヒロシは咥えこんだ拓自身に舌や歯で軽く刺激を与えていく。
「・・・ああぁ・・・んんっ・・・！！」
フルフルと首を振って、拓はその強烈な感覚から逃れようとキヨシの腕の中で身じろぐ。
そんな拓の様子に、キヨシも我慢できなくなってしまう。
膝の上に拓を跨らせると、そのまま双丘の奥の秘所に指を這わせていく。
指に付いていた先走りの雫を、塗り込むようにしながら、そこを解していくとゆっくりと指を差し入れていく。
「・・・ぃたっ・・・」
途端に、拓の口から小さな悲鳴が漏れる。
同時に中に入ったキヨシの指が内壁に締め付けられた。
「・・・無茶すんな・・・」
顔を上げてギロッとヒロシがキヨシを睨みつけるが、キヨシだとて乱れる拓の色香に当てられて我慢の限界なのだ。
「・・・入れてぇ・・・」
情けなく言う相棒に、大きく溜息を零す。
「―――ヒロシ・・・ちゃ・・・ん・・・」
中途半端で解放された拓が、息も絶え絶えにヒロシに縋るような目を向けた。
「ちっと、待てや・・・。拓ちゃん傷付けたくねーべ。」
そう言うと、自分の荷物の中をガサガサと探してチューブのような物を取り出した。
「何だ？」
「・・・ローション・・・。」
そう言うと、中身を掌に取り出してからキヨシに渡す。
「入れてーなら、それ塗っとけ。・・・拓ちゃん・・・悪ぃ・・・ちと、我慢してな。」
「・・・え？・・・あ・・・」
ローションに浸した指を使って、ヒロシが拓の秘所にそれを塗りこんでいく。
ひやりとした感触に、拓がブルリと身ぶるいする。
得体の知れない物に、緊張する拓の身体を労わるように、ヒロシは優しい動きで作業を行った。
ジェル状のローションが潤滑油代わりになって、滑らかに指の抜き差しが増える頃には、拓の緊張も解れ・・・徐々に身体が熱くなってきた。
「あ・・・ヒロシ・・・ちゃん・・・」
頬を紅潮させた拓が、ヒロシを潤んだ瞳で見つめる。
そんな拓を優しく引き寄せて、口付けながら、ヒロシは拓の身体を愛撫する。
そうして、キヨシに合図した。
ヒロシに縋りつく形となっている拓の背後から、キヨシは覆い被さるようにして自身を秘所に押し付ける。
「・・・拓ちゃん！」
大きく怒起した自身を、ゆっくりと進入させる。
思った以上にきつい拓の中は、それでもローションのお陰で進入を拒むことなく、キヨシ自身を飲み込んでいく。
その余りの圧迫感に、きつく眉を寄せた拓の苦痛を読み取って、ヒロシは意識を逃がそうと、萎えてしまった拓自身に指を絡ませて快感を引き出そうと動かした。
「―――ん・・・はっ・・・・んんっ・・・！！」
拓の小さな身体がビクリビクリと反応する。
実際、一杯一杯なのだと言う事も理解っている。
それでも・・・それでも、欲しくて堪らないのだ。
セックスだけが想いの丈を伝える手段ではないけれど・・・好きな相手だったらやっぱり欲しいと思うのが正直な気持ちだから。
肌を合わせて・・・本能のままに自身を曝け出して・・・。
―――より深い絆が欲しいから・・・。
「・・・あ・・・ああ・・ん・・・ふぁぁ・・・」
動き始めたキヨシの動きによって、合わさっていた唇が離れて、声が漏れる。
既に拓の喘ぎは言葉になっていない。
壊れてしまいそうな小さな身体が、ヒロシの腕の中で与えられる快感に打ち震えている。
もっと、嫌だと思っていたのだ。
自分以外の者を受け入れる拓を見るのは・・・。
それなのに、相手がキヨシなら赦せてしまうのは何故なのだろう・・・？
理解らないが、先に拓を抱いたという・・・ずっとあった後ろめたい気持ちが消えたのは確かだった。
「・・・スゲェ・・・良いぜ・・・くっ・・・拓ちゃん・・・」
嬉しそうに拓の身体を貪るキヨシが嬉しそうにそう告げる。
「あ・・・やぁ・・・くううぅぅ・・・あぁっ！！」
大きく仰け反った拓が、悲鳴を上げながらヒロシにしがみ付いた。
「―――次はオレだかんな・・・。な、拓ちゃん・・・」
ヒロシは笑ってそう言うと、拓が手に吐き出した白濁の蜜を舌で舐め取った。
―――鬼達の饗宴は、まだ終わらないようだ。
『拓ちゃんは、オレの大事なダチだ・・・』
『ヒロシのダチはオレのダチ・・・』
想いが変わったのは・・・何時からだったのだろう？
気が合うから、いつもつるんでいるのであって・・・。
半身のような互いだからこそ、相棒と呼び合う間柄なのだ。
―――勿論、趣味が一緒なのは言うまでも無い。
幼馴染としての想いが最初に変化したのはヒロシだったが・・・キヨシもしっかりと好きになっていたのだ。
先に想いを告げたヒロシに、自分の気持ちを確認できなかった為に・・・諦めようとしたのだが・・・。
―――想いは、どうしても消せなくて・・・。
それが、ついに爆発してしまった。
究極の三角関係。
相手が女じゃないから、ドロドロとした修羅場にはならないのだ。
互いに認め合う大切な『ダチ』だから。
好きな気持ちを大切にして、この関係を壊したくない。
同じように愛して・・・同じように想って・・・。
―――何時までも三人で一緒に居られれば、それだけで構わない・・・から。
それが―――天下無敵な『絆』。
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