(このＳＳはチャットでお約束した通り天拓大スキーのエミヤマ様に捧げます。責任とって下さいね（＞▽＜）ｂマジでエロいちゃですよｏｒｚ前回の秀拓同様、真夜中に煩悩と欲望の赴くままに、エロＢＧＭに浸りつつ書いてみましたｗｗｗ最近・・・Ｈ話に歯止めが掛かりません（苦笑）ウチのエロ担当はザキとか言ってたのが「ふッ」と鼻で笑っちゃうぐらい裏本命様は凄かったですｗ別名『夜の帝王』ｗｗｗ拓ちゃんを可愛がることにかけては、『爆天』では時貞の右に出るものはいませんから。幸せすぎて怖いって・・・どんだけメロメロなんじゃｗｗｗ）

「・・・おいで。」
久しぶりのお風呂で十分に温まって出てきた拓を、壁に背を付けて、先に風呂から出てベッドの上に座って待っていた時貞が甘く呼ぶ。
まだ濡れている髪を拭くために、頭からバスタオルを被っていた拓は、一瞬どうしようかと躊躇を見せたが・・・それでも顔を赤くしながらベッドに近付いた。
そんな拓に向かって時貞は腕を広げる。
それは、愛を請い願う【姿（かお）】。
「―――拓ちゃんが、足りない。」
抱き締められて、耳元で切なげに囁かれて・・・。
それだけで、もう拓に抵抗できる筈もなくて。
「・・・う・・・うん。」
おずおずと、両手を時貞の背中に回す。
ゆっくりと近付いてくる時貞の端整な顔に、拓の意識が囚われる。
ゆったりと細められる瞳を縁取るような、時貞の長い睫が影を造る。
「・・・ん・・・。」
唇が重なると同時に、拓の瞳も綴じられて・・・。
羞恥に思わず拓が唇をギュッと引き結んでしまうと・・・それを宥める様に時貞の舌が、唇を愛撫した。
拓の背筋をゾクリとした感覚が這い上がる。
ドキドキと鳴り響く鼓動に、息苦しくて・・・時貞の愛撫に感じて・・・。
綻ぶように開かれた唇の隙間から、入り込んだ時貞の舌は、拓の舌を絡めとるように深く口内を蹂躙していく。
互いの唾液が混ざり合って・・・飲み込めなかった分が、溢れて拓の顎を伝う。
上手くできない呼吸の所為で、拓の意識が半濁してくる。
助けを求めるように背中に縋り付けば・・・漸く熱い口付けから解放されて・・・拓は大きく肩で息をしなければならなかった。
苦しさに滲んだ瞳で時貞を見て、拓はドキリと胸を高鳴らせた。
高揚とした時貞の表情は、いつも余りにも綺麗で・・・。
濡れるような“紅”い瞳に見つめられて―――囚われて。
ギシッとベッドのスプリングが音を立てた次の瞬間。
拓の身体はトサリとシーツの上に倒された。
覆い被さる時貞が、ガウンを肌蹴させた拓の首筋に唇を落とす。
「・・・っ！」
強く吸われて・・・白い肌に紅い華が咲く。
それが、所有印の代わりだとでも言うように、時貞の唇は薄くなってしまっている過去の『印』総てに、新しい赤い痣を刻み込んでいく。
時貞の唇が素肌の上を辿る度に、拓の身体がビクビクと反応を返す。
「―――気持ち良い？」
柔らかな甘い肌を楽しみながら、時貞はくぐもった声で問い掛ける。
「・・・ん・・んぅ・・・」
甘やかな問い掛けに、どう答えてよいのか理解らない拓は、時貞の愛撫にただ耐えることしか出来ない。
真っ赤になった顔を、両手で隠しながら・・・恥ずかしそうに小さく頷く拓に、時貞は幸せそうに微笑った。
「―――俺も・・・気持ち良いよ・・・拓ちゃんの身体は・・・いつも甘い・・・」
「・・・んんっっ！！」
身体を屈めて、拓の下肢に移動した時貞が、腿の付け根ギリギリの場所に甘く噛み付く。
そのまま刻み込んだ紅い痕に舌を這わせると、拓は指を噛んで悲鳴を飲み込んだ。
漏れなかった声に、時貞が少し眉を顰める。
「駄目だよ・・・拓ちゃん・・・。今夜は二人きりなんだから・・・ちゃんと声を聞かせて・・・ネェ？」
強請る様にそう告げると、時貞は拓の両腕を顔から退かせて・・・奪い取る。
「・・・あ・・・」
本当に真っ赤な顔のまま、不安そうに瞳を揺らした拓の目の前で、噛み跡が付いてしまった拓の指先に口付ける。
「・・・あ・・ぁ・・・」
そのまま、舌を這わせて愛撫すると、拓は驚いたような顔をした後で、ブルリと身体を震わせた。
潤んだ瞳が、時貞を見上げる。
そんな拓の頬に、微笑って軽くキスを落とすと、時貞は触れてもいないのに、愛撫だけで先走りの蜜を零していた拓自身にきつく指を絡めた。
「・・・あぅっ・・・や・・・時貞・・く・・・」
強烈な刺激に、拓の身体が跳ねる。
シーツを掴んだ指先が、きつく握り締められる。
長くて巧みな動きを見せる時貞の指先が、音を紡ぎだすように動き出すと・・・拓はあっという間に与えられる快感に飲み込まれた。
時貞の手の中で、硬質に変化しながら・・・解放を望む分身に引きずられるように、拓の全身に言いようの無い感覚が広がっていく。
羞恥も不安も何もかもが、どうでも良くなってしまいそうな・・・そんな強烈な『刺激』。
「・・・はぁ・・・ああ・・・ン・・・もう・・・僕・・・ぼく・・・ぅ・・・」
先走る蜜を絡めた指先や、舌に、同時に秘孔も愛されて・・・【昂（たか）】められていく。
啜り泣きながら・・・拓は懇願する事しかできない。
時貞によって慣らされてしまった身体が、時貞の愛撫に抵抗できる筈もない。
拓の弱いところも、何もかも総て―――既に時貞の物なのだから。
「・・・俺も・・・・愛してよ・・・拓ちゃん。」
ギリギリの所で、顔を上げた時貞が、甘く強請る。
「・・・う・・・ぅん。」
その言葉の意図を理解した拓は、全身だけではなく耳まで染め上げて―――本当に蚊の泣くような声で頷いた。
熱の篭った熱い身体を動かして、漸く起き上がると・・・拓は自分から時貞の唇に口付けた。
紅い瞳を綴じた時貞は、ガウンを脱いでベッドの上に座り込む。
既に屹立っている時貞のモノを直視して、思わず息を飲み込むが・・・拓はゆっくりと口を開いた。
「・・・ん・・・んぅ・・・」
ピチャピチャと音を立てながら、一生懸命に口に咥えた時貞の『楔』に舌を這わせる。
「あぁ・・・良いよ・・・拓ちゃん・・・」
うっとりとした時貞の声が、拓の耳に掠れた艶声で・・・響くように届く。
言葉通りに、口内に含んだモノはどんどん形を変えていく。
―――この先の行為を想像して、拓はゾクゾクと身体を震わせた。
「―――もう・・・良いよ・・・たくちゃん・・・後は、拓ちゃんの【全部（からだ）】で・・・俺を感じてほしいから・・・。」
「ふぁっ・・・」
膨れ上がった時貞のモノが、口に含みきれなくなる前に、髪に差し込まれた時貞の指先に促されて拓は顔を上げた。
拓の口端についた雫を、時貞の指が拭う。
見惚れてしまいそうな表情で、時貞はうっとりと拓を引き寄せる。
膝の上に抱き上げられて、密着したまま・・・口唇が重なった。
「・・・ふ・・・んんっ！」
挿入時の拓の悲鳴は、深い口付けで消される。
何度交わっても、女とは違う身体。
受け入れる場所ではない箇所が、【拓（ひら）】かれる痛覚に悲鳴を上げる。
時貞の熱を総て受け入れるには、拓の身体は細すぎて・・・。
それでも、自分の体重で飲み込まれていく楔を、ポロポロと大粒の涙を零しながら拓は受け止めた。
しっかりと首に回された拓の腕が、時貞に縋り付いた。
「・・・ふ・・・ぅ・・・つぅ・・・・・・」
きつく眉を寄せて、痛みに耐える拓の表情は本当に辛そうで。
痛みに快感が追いつくまで・・・苦しそうな拓に、時貞も胸が痛む。
それでも・・・。
「・・・好き・・・すき・・・」
まるでそれが痛みに耐えるたった一つの言葉のように、うわ言のように口にする拓の声に・・・“想い”に―――満たされていく。
「・・・時貞くん・・・時貞くん・・・」
泣きながら何度も名を呼ぶ拓の声音に、時貞の頬を涙が伝う。
こんなにも愛しい者が腕の中にいる・・・それを『至福（しあわせ）』と言わないで、何をもって言えるのだろう。
きつくて狭い拓の熱い内に身を沈めながら、湧き上がるのは身を焼き尽くすほどの情愛。
抑え切れない【衝動（おもい）】。
―――欲しくて、堪らなくて。
「あぁ・・・拓・・・たく・・・愛して・・・る・・・」
「・・・！！あ・・・んんっっ・・・！」
切なげに何度も呟いて、時貞は突き上げる。
衝撃に拓の首が反らされる。
零れ落ちた涙が、シーツに吸い込まれていく。
それでも、拓の腕は時貞を抱き締めたまま。
結合部から響く音が激しくなっても、それは変わらない。
しがみ付いて、立てられた爪が・・・時貞の背中に甘い痛みを齎して。
苦しいほどの快感が、痛みを忘れさせる頃には・・・拓の唇から零れ落ちるのはもう言葉にならない甘い悲鳴だけ。
「・・・ぃやぁ・・・もう・・・も・・・だめぇ・・・あ・・・ああん・・・ああぁ・・・」
「・・・う・・・凄く・・良い・・・―――はぁっ・・・くっ・・っ・・・」
絡みつくように乱れる拓の姿態に、全身を使って動いていた時貞も限界を感じる。
どうしようもなく愛しくて・・・切なくて・・・苦しくて。
このままずっとぴったりとくっつき合って―――磁石のように離れないでいられるなら。
こんなにも『幸せ』が“怖い”とは思わないのに。
拓の身体をきつく抱き締めながら、時貞は快感の波に翻弄されつつ、そう―――思った。
時貞の腕の中で、ガクガクと痙攣するように達した拓は、完全に意識を飛ばしてしまっていた。
それでも、背中に回されたままの拓の腕が、決して離さないと告げているようで。
その瞬間、時貞の顔に浮かんだのは・・・酷く甘い【微笑（なきがお）】だった。
こんなにも恋焦がれてしまったら、いつか自分は拓を壊してしまうかもしれない。
堕ちていく・・・何処までも深い・・・茨のような『愛の罠』の中に囚われて
胸を焦がすのは、甘い痛み。
零れ落ちるのは、涙の雫。
この存在を失ってしまったら、自分はきっと生きていけないのに。

「―――愛してる・・・」
腕の中のか細い身体を抱き締めながら・・・時貞は余りにも切なくて―――【啼（な）】いた。