＜登場人物設定＞

　天羽　拓：
（旧姓　浅川）
時貞に見初められてしまった為に、同性なのに結婚までさせられた＜ハード・ラック＞な持ち主。

純粋な日本人。交通事故により、両親は他界。

自身も事故の後遺症で、一時失語症になるなど不幸のオンパレードだが・・・一身に注がれる献身的なまでの時貞の優しさに、声を取り戻した後は、一緒に居ようと決意。

精一杯の想いで、我が侭大魔王の時貞を救い続ける【唯一】の存在。
　天羽時貞：
国際的に人気急上昇のバンド『ドラゴン・クルス』のギタリスト。

日本人の父とアメリカ人の母の間に生まれた。幼少の頃はハーレム育ち。

暴動騒ぎによって両親を殺された為、精神的に支障あり。

銀髪に褐色の肌・緋い瞳―――と、日本人の要素が全く見られない容貌に加え、彫りの深い顔立ちと185ｃｍという抜群のスタイル。

世界中の女性フアンが、彼との愛を夢見る中で、本人はたった一人の者しか目に入っていないという傍若無人ぶりである。
　緋咲　薫：
時貞のジュニアハイスクール時代からの親友。

現在は『ドラゴン・クルス』のドラム担当。

時貞よりも先に拓と知り合っていながら、自分の気持ちに気付いた時には既に、拓は時貞の『唯一』になっていた阿呆者。

尤も、緋咲自身が暴走族の頭をしていた時に、拓の親友である秀人と敵対していた為に、今現在も拓に想いは全く気付かれていない・・・。
　陣野平蔵：
緋咲の幼馴染み。ジュニアハイスクール時代に、時貞とも知り合いになる。

自分が綺麗になるの大好き。外見も中身も破天荒タイプ。

自分が気に入った相手なら、男でも女でも構わない両刀使い。

『ドラゴン・クルス』のボーカル＆キーボード担当。

口には出さないが、時貞と拓の関係に憧れていて、良き理解者。
　櫻宮　郁： 　
高校の頃から、時貞のギターに魅了された信望者。

高校から平蔵のバンド仲間であり、平蔵の誘いで『ドラゴン・クルス』のギタリストになる。

追い掛け続けた時貞と一緒のステージに立てているので、結構充実した毎日を送っているが・・・性格面では傍若無人な時貞や、破天荒な平蔵に振り回されてばかりの常識人。


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